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このオフ会も弦楽合奏活動を中心にした集いです。いよいよ連載の最終回にあたり、弦楽合奏を楽しむためには何が必要かということをまとめておきたいと思います。
<楽器のバランス>
合奏を楽しむためには、先ずその曲が求めている楽器の頭数がそろわねばなりません。弦楽四重奏であれば、バイオリン2・ビオラ1・チェロ1の比率で揃うべきです。しかし、合計人数が増えて行くに従って、ビオラ・チェロの比率は多少減らしたほうがよさそうです。たとえば1st.Vn5人、2nd.Vn5人ならビオラは4人、チェロは3人といった具合に・・・。ですから、単純に楽器の頭数というよりも、響き具合のバランスで考えるべきでしょう。このバランスが崩れると、たちまちハーモニーが貧弱になります。私たちが出席率100%を目指したのもこの理由からです。目指す頭数より多くても少なくても困るからです。
<音程とリズム>
次に、音程とリズムが重要です。いい音程で弾くには、正しい音で歌えるようにせねばなりません。つまり、いつでもその音が頭に思い浮かべることが出来るようになっていなくてはなりません。そして、自分の出す音を耳でチェックしながら弾くのです。全部の音に指番号を記入しておき、ひたすらそれに頼って弾くというのは・・・・あまり感心しません。出来るだけ早いうちに消すことをお勧めします。ただし、部分的に書いておいたほうが迷いが少なくなってよい効果を生む場合があります。この場合は、そのよい効果を優先させましょう。
リズムは難物です。やはりこれも歌えるようになることが基本でしょう。そして繰り返し練習することによって体に覚えさせることでしょうね。あまり細かく・・・例えば4分の4拍子で、八分音符を1拍で数えるというようなことは、リズムの特徴を知るためには有益なことがありますが、合奏中もこの数え方をすると失敗することが多いです。細かく数えて合わせるほうが結局は全体が合うのではと思いがちですが、全く違います。逆に細かいズレが合算されて、微妙に合わないというようなことになってしまい勝ちです。ですから、出来るだけ大きい単位で数えるように心がけましょう。例えば6/8なら1小節を2拍で数え、ワルツなら1小節を1拍で数えるというように。2/2を4拍で数えてませんか?出来るだけ早くその習慣から抜け出しましょう。
<練習>
合奏に臨む前に必ず練習していきましょう。良く弾けない箇所が出てきた場合、「練習してこなかったから・・・。」と、言い訳する方がいらっしゃいますが、そんなのはアマチュアらしくありません。アマチュアとは、練習しても練習しても一向に上手くならない人のことなのです。(笑)
<仕事との両立>
アマチュアは、別に仕事を持っていながら、趣味として音楽をやっているからこそ値打ちがあります。 ですから、仕事との両立には常に悩まされるのは当然のことです。私の体験からすると、仕事を優先してしまうのは、得策ではありません。我々は仕事をやってこその趣味であると考える結果、どうしても仕事優先に考えがちです。しかし、それではいつまでたっても実りある趣味にはならないでしょう。趣味といえども真剣にやらねば物になりません。ここでひとつ仕事優先の考え方から脱却しましょう。仕事と趣味を同一レベルで考えるのです。同価値に置いて見てください。仕事も真剣なら趣味も真剣、自分の全エネルギーを注ぐのです。そう考えれば・・・気持ちが楽になることでしょう。
<オーケストラについて>
世間にはたくさんのオーケストラがあります。そしてオーケストラで弾くことにあこがれる方も多いでしょう。かくいう私もそうです。しかし、覚悟してくださいよ。オケに入団したが最後、ものすごい速さで弾くことを余儀なくされます。これは到底無理だろう、人間業じゃないよ〜と思うところまで早く弾きます。大抵はそのスピードについていけません。良心的な(?)方はその場合、弓を弦の1cm上で泳がせるか、弓の毛に蝋を塗るか(これは冗談(笑))して、それでも楽しいんだという方にだけお勧めします。少なくとも、いきなりオーケストラに入るより、弦楽合奏で経験を積んでからの方が良いと思います。しかし、弦楽合奏曲にも数々の名曲があります。これだけでも、一生かかってもとても弾けないほどたくさんあります。
弦楽合奏といっても、20人位でやるのからカルテットやトリオ・デュエットまであります。大勢の方と合奏をやることによって、音楽は勿論のこと一度にたくさんのお友達を作る、というのも良いですが、気のあった方々とじっくりカルテットというのも良いですね。
弦楽合奏をすることによって、初心者でも音楽のすばらしさを体験できるだけではなく、生活に人生に有意義で適度な刺激が得られ、あなたはきっと「弦楽器をやっていて良かった」とつくづく感じるときがあることでしょう。
弦楽合奏をお勧めします。 (完)
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