|
今回は、私が幹事をして計画した最後のオフ会となりました。
この2年間、初心者の皆さんに合奏の喜びを体験して欲しい、そして普段の練習の励みになればいいなぁと思いつつ試行錯誤してきました。そしてある程度、その効果もあったと思いますが、問題点も多々ありました。その問題点も解決出来ないまま幹事引退と言うことになり、残念な気もします。しかし何が問題かと言う事は分かってきました。最後の報告に当たり、今後のためにも記録しておきましょう。
1)今回新しい試みとして、sayakaさんが2曲ミモリさんが1曲、そして私が2曲合奏指揮をしました。つまり私は今日、このオフ会で初めて他の方の指揮下で弾いたことになります。こんなことにならないと分からないことが分かりました。それは、皆さんの前で立って指揮するより、弾いている人の方が良く音が分かるということです。ということは、余程耳の良い指揮者でない限り、弾いている人の方が、今行われている合奏の問題点を良く把握出来ていると言う事になります。そうすると、指揮者がその問題点に気づかずに終わってしまうと、最後まで弾き手の不完全燃焼が解決できないことになってしまい、楽しさが半減してしまうということです。指揮者はなかなかなり手がいません。しかし、指揮者がいなかったら合奏が出来ないというわけでもありません。いや、むしろ、意欲的な人が現れるまでは指揮者なしで合奏し、お互い気の付いたことを言い合いながら曲を仕上げていくというのも、非常に有力な方法だと言えます。
2)初心者のための合奏にふさわしい楽譜は極端に少ないです。しかし、極端に少ない楽譜でも、根気良く探せばあることはあります。また、曲数を少なくしてシンプルな曲を丁寧に合わせることに主眼を置くなら、それだけの数で充分かもしれません。しかし、全くそれに徹してしまうと、今度はベテランの方の参加が減少して来るでしょう。初心者の方にとって、ベテランの方との交流も大事なことなのでこれは問題です。ですから、合奏曲のメニューにはある程度骨があっても弾きがいのある曲も必要だと思います。しかし、骨のある曲は、初心者にとって骨が折れる。(笑)初心者もベテランも楽しめる合奏会にするにはどうすればよいか。そこにViola-Violinパートが必要となって来ると思うのです。これはつまりはビオラパートなんです。ビオラパートをヴァイオリンでも弾ける様にト音記号に書き直したものと考えればいいでしょう。そして初心者用の曲は、弦の移行の少ないメロディを初心者の方、もう少し経験のある方に2nd.Violin、ベテラン勢にはViola-Violinパートを用意することにします。逆に骨のある曲は、初心者の方にViola-Violinパートを弾いていただくようにする。こうすると、元々人口の少ないビオラパートの補充にもなり、一石二鳥です。ただし、これを効果的に実現させるには、2nd.Violinの音とViola-Violinの音を入れ替えるという、楽譜の編集作業が必要となります。もし将来、ビオラの方が充分参加される日が来たら・・・その時はこれもまた人口が少なく代理の利かないCello-Violaパートを考えることも可能になってくる、と密かに考えています。
3)美しいハーモニーの中にわが身を置く、というのがこういう合奏の醍醐味でしょう。しかし、初心者のための合奏会ではなかなか美しいハーモニーを得るのは難しいです。少しでも良い音程にするにはどうしたらよいか、随分考えました。最初のうちは汚いハーモニーがみるみるうちに段々と美しく改善されていく・・・。こういうことが実現できればそれだけでも感動モノです。その方法の一つが分かりました。
問題のある箇所の根音をチェロに弾いてもらいます。次に第5音を1st.Violinに弾いてもらいます。これは大概完全五度関係のことが多いので、弦楽器奏者には調弦でなじみのある響きなので合わせやすいでしょう。この響きの中へ溶け込ませるように第3音を2nd.Violinやビオラに弾いてもらうのです。すると不思議なことに、美しいハーモニーを求めて自然と正しい音程が得られるのです。2・3回繰り返せば見違えるようになるでしょう。この状態で、その付近を通して合わせて見ると随分改善されているはずです。
次に、お互い聞き合いながら合わせていく方法としては、こんな練習方法があります。 先ずチェロパートと1st.Violinの2パートのみで合わせ、次に1st.Violinを除くパートで合わせる方法です。初心者は自分の楽譜にばかり神経が行って、他の人がどんな音を出しているのか頭に入っていないで弾く傾向があります。それをこのような合わせ方で、その曲を構造分解するわけです。構造が理解できると、恐らく合わせようという意志が働くものと思われます。しかし残念ながらこの方法は、今回初めて試して見ただけなので効果のほどを確認するまでには至りませんでした。すごく時間がかかります。
この二つの合わせ方を練習することによって、横と縦の関係が飛躍的に改善されるのではないかと期待できます。
以上が、私が是非とも後に残したかったメッセージです。この2年間は、私の音楽活動にとっても実に有意義であり、楽しく勉強させていただいたと思っています。そして、このオフ会をやることによって身についたことを今後の活動に生かし、尚一層音楽を楽しみたいと思っています。みなさん本当にありがとうございました。
(Hide記)
|